道立病院は、昭和23年 (1948年)に日本医療団北海道支部から７病院２診療所の移管を受け発足し、現在に至るまで25病院を運営し、道民医療の確保に努めてきましたが、結核患者の減少や民間病院の開設により地域における医療提供体制が整備されてきたことなどから、これまで８病院を市町村などに移管するとともに、11病院を廃止し、北海道医療計画や地域の医療実情などを踏まえつつ、現在６病院を運営しています。

道立病院事業については、平成29年(2017年)４月から地方公営企業法の全部適用へ移行するとともに、平成30年 (2018年)４月には北見病院に指定管理者制度を導入しました。

南檜山第二次保健医療福祉圏における唯一のセンター病院として、地域の医療機関との連携を図りながら診療体制の確保に努めるとともに、圏域内で唯一人工透析医療を実施しています。

また、病院群輪番制に参加するとともに、災害拠点病院の指定を受けるなど、地域において、救急医療や災害医療の中心的な役割を果たしています。

留萌第二次保健医療福祉圏における地域医療センター病院として、地域の医療機関や他の地域センター病院との連携を図りながら、診療体制や救急医療の確保に努めるとともに、人工透析医療を実施しています。

精神科救急・急性期医療に関する十勝第三次保健医療福祉圏における中心的役割を担っているほか、訪問看護や精神科デイケアなどによる患者の社会復帰と在宅生活支援を実施しています。また、児童・思春期精神科医療の実施や地域における精神科医療への支援を実施しています。

主として成人及び高齢者の精神科救急・急性期医療に関するオホーツク第三次保健医療福祉圏における中心的役割を担っているほか、訪問看護や精神科デイケアなどによる患者の社会復帰と在宅生活支援を実施しています。

ハイリスクの胎児や新生児に対する特殊な周産期医療を提供する特定周産期母子医療センター、先天性心疾患等への高度医療を提供する循環器病センター、医学的リハビリテーション等を提供する総合発達支援センターを有しており、医療部門と療育部門が連携し複合的なサービスを提供しています。

オホーツク第三次医療圏域内において、循環器・呼吸器疾患の高度・専門医療を提供しています。平成30年度より指定管理者制度を導入し、病院運営を日本赤十字社に委任しています。